かくりよ書房夜明け分館

服飾、文芸ほか雑記

パープルのルージュとリキッドファンデの話

 短めの日記です。

 

 前回の記事で漠然と「自分には強そうな服とメイクが似合う」ということがわかり、とりあえず手持ちの中で数少ないクール系の服をかき集め、なんとか着まわす日々を始めています。
 それに伴ってファンデーションをカバー力の高いものにして塗ってる感を強め、手持ちのパレットの中で一番淡いベージュだけを使っていたアイシャドウをベースから真っ黒な締め色まで使いラメを増やし、震える手でまつ毛の際をアイライナーで埋め、3日に1度使うかどうかだったビューラーとマスカラでまつ毛を伸ばし、眉を整えて描いたりぼかしたりし、優しいオレンジ系のピンクだった口紅を赤みの強い深い紫色に変えました。

 結構なイメチェン。やってるかどうかも分からないナチュラルメイクだった数日前からするとめちゃめちゃ顔が変わってます。なのに、不思議なくらいなじむ。
 うす付きのメイクをしていた頃より手間も時間もかかってるのに気が楽だし楽しい。外に出るのが怖くない(怖いと思っていたことにここで気づいた)。

 メイクは濃くなったし服も靴もいわゆる楽に着られるものではなくなっているのに、不思議と鎧を脱いだという感覚があります。動きを制限するものが体の外から剥がれ落ちたみたい。

 とてもすごいことだ。