かくりよ書房夜明け分館

服飾、文芸ほか雑記

なつがきた。

 2か月更新を休んでも来てくれる人が途絶えないのがすごいところ。いらしてくださるみなさま、ありがとうございます。

 

 たしか去年の今くらいの時期にぱったりと仕事へ行けなくなったのだと思いますが、あれから一年経ったんだなあ、すごいなあ、激動だなあ、と思っています。就職浪人してた頃の職場に戻って仕事をはじめ、字を書いたり人と喋ったりし、昔ぼんやりとやりたいと思っていたことが結構叶っていて嬉しいです。似合う服を手に入れるとか、一度ゆっくり話してみたかった友人との往来ができたりとか、本を出せるだけの分量の長編を書くとか、もういちど大学で勉強するとか。

 ずっと前に連絡を途絶えさせてしまった人から電話があり、忘れられていなかったのだなあ、と感慨を覚えたりもしていました。向こうからしたら私の存在は触れたくない災難のようなものだと当たり前のように思っていたのだけれど、こういう私の中での「当たり前のこと」がここ数年でずいぶんと崩壊しました。

 なりたい自分になれているかと言われると微妙な部分もありますが、そういう自分を「そんなものだ」と諦められるようになっただけ大進歩だなと思います。自分を諦めるのは大事だ。だいたい理想は大きすぎるんだ。大きすぎる理想に届かないことを、自分をいじめる理由にしなくてもいいんだ。

 

 それはそれとして勉強はもうちょっとがんばりたい。今週末から遠くでのスクーリングです。なんとか生きて帰ってきたいと思います。

 

 なつがきたことだ。